【Esquisse ou Croquis …?】~『国際化』~Kylin

Posted on 9月 14, 2008

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 日本列島には居るものの、大阪に限らず、いわゆる「地方」
(東京圏以外に住むという意味で…)に在住する人間には、必ず
 ぶつかる問題がある。
 それは、
  ”東京圏以外に住むデメリットをどう凌ぐのか…?”
 ということ。

 1995年頃以来、「IT」、特にインターネットの発達は、
 情報の双方向性を飛躍的に高めた。
 その場に居ることなく、情報を集めることが出来るようになった。
 「バーチャル」と呼ばれる、「リアル」よりも純粋に観念的な
 空間も出来た。

 けれど…。
  ・政治システムの集中度
  ・メディアの集積度
  ・文化情報の集積度
  ・人口の集中度
 どれを取っても、東京圏は日本の中で群を抜いている。
 天文学の書物に載る「ブラック・ホール」の模式図よろしく、
 東京圏の引力は、本来、真っ直ぐな筈の空間を歪ませて、
 この世の絶対速度基準である「光」さえも曲げて見せるようだ。

 始末が悪いのは、東京圏に居る人々は、その絶対的優位性を
 自覚してないか、自覚していても隠そうとしている…?
 凄く”意地悪な”書き方をします…。
   (たとえ話:悪意はありませんので、念のため…)
  「DRAGON ART CALENDER」
 に載っている展覧会は、東京圏のものばかり…。
 ワタシが気軽に見に行けるものはありません。
 だから…。
 ワタシは自分のブログで、関西圏の展覧会情報を掲載するのです。
 あくまで、自分が出かける際のメモ代わりに…。
  
 例えば、身近な関西圏で、経験と実績を積んだアーチストたちは、
 Mailで、手紙で、言葉で、ワタシに訊ねてくる。
  「自分は、東京圏に進出して、もっと大きなチャンスを狙う
   べきだろうか?」
 ワタシは答える。
  「関西圏で、あなたが”頭ひとつ抜け出ている”のは事実。
   けれど、東京圏へ行ったならば、同じレベルの人間はゴロゴロ
   居るだろうから、目立たなくなってしまうよ…」

 2008年。
 今年に入って、ワタクシ”Kylin”はささやかながらアーチスト
 活動を始めた。
 色々な理由はある。
  ・今までサポートしてきたアーチスト数人から、
    「Kylin も作品展示をしてみたら?」
   と何度となく声をかけられた。
  ・たまたま、とあるギャラリーのオーナーから展示のオファーを
   貰った。
  ・デザインイベントのスタッフを務めるに当たって、展示側の
   段取りを知っておくのも必要だと思った。
 けれど、何よりも、
  ・展覧会を開いて、たくさんの人々が訪ねて来てくれるのは、
   正直、嬉しくて楽しい…。

 アート活動を始めると、多くのアーチストと出会うことになり、
 色々な”口コミ情報”が入ってくる。
 それと共に、ギャラリーとの関係も出来る。
 ”Kylin”が個人的にお世話になっている、幾つかのギャラリーには、
 ある共通点がある。
  ”東京圏以外にあって、必ずしも東京圏ばかりを見てはいない。
   関西圏から、いきなり世界に進出している…”
   ・「digmeout」:米国・豪州
   ・「SoHo Art Gallery」: カナダ・スウェーデン・中国・韓国
   ・「Gallery at The Hyatt」: 中国・韓国・イラン 
   ・「Artist Space CERO 」: 韓国・英国
 
 外国のアーチストと喋っていると、気付くことがある。
 彼らは異口同音に、
   「日本のアーチストは、
    なぜ自分のアイデンティティーを大切にしないのか?」
 と訊いてくる。

 例えば、こんな風だ。
 以前、「SoHo Art Gallery」で個展を開いたMarcia Britto女史は、
 来日の際、書道に興味を抱いた。
 たまたま、昔、お習字を齧った経験があるワタシがお稽古をしたのだ
 けれど、書き方のテクニックを教える時間以上に、文字についての
 質問を受けた。
   Q:日本語には、なぜ、漢字・ひらがな・カタカナの3種の文字が
     あるのか?
   Q:漢字に、それぞれに意味があるのは何故か?
   Q:サインで済むところ、ハンコがあるのは何故か?
   Q:墨の成分は何か?
   Q:和紙はどうやって作るのか?
 これって、日本の文化の解説そのものではないか?
 予感がして、”付け焼き刃”にしろ勉強しておいて良かった…。
 彼女が帰国するにあたって、何よりも大事にしたのは、
 自分がお稽古した習字道具と半紙、それにひらがな1文字を彫った
 彼女用の雅印だった。
 
 このコラムに添付する画像は、
 今、作品を出品中の、
  『PUZZLE PROJECT 2008』(Artist Space CERO)
 の模様。
 「大阪展」が済むと、英国・ロンドンへ渡ります。

→→→** Links for ** ・・・
 ■「digmeout」;
    http://www.digmeout.net/
 ■「SoHo Art Gallery」;
    http://web.mac.com/celio_barreto/iWeb/SoHo/Welcome.html
 ■「Gallery at The Hyatt」;
    http://www.gathp.com/
 ■「Artist Space CERO ;
    http://artistspace.seesaa.net/
 ◇Marcia Britto女史 公式サイト;
    http://www.marciabritto.com/index.cfm?pageID=4
 ○『PUZZLE PROJECT 2008』公式サイト;
    http://unipon2kau2.com/puzzle_project/index.html

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Author: Kylin
Profile:”Kylin”=1959年 京都市生まれ。 ☆「一級建築士」  「インテリアコーディネーター」 ☆「旅行サイト”tokyobookmark”公認ブロガー」  他、現在、ブログを10サイト運営中。 ☆建築設計の傍ら、エッセイスト、歌人・書家”秀雅”としても活動。 ☆「とんぼりワッショイ! vol.5 (2008/05/03~05)」(大阪市)広報スタッフ 。 ☆「第7回からほりまちアート 2007」(大阪市)広報スタッフ。 ☆「野点~大阪・新世界~2007」(大阪市)サポートスタッフ。 ☆フリー百科事典「Whikipedia」執筆スタッフ ☆アート系情報サイト「関西アートビート」コメントメンバー
Data: 2008 年 9 月 14 日 at 11:27 AM

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